小児科

小児科の3つの主な診療

一般小児科診療

 ひろく お子さんの内科診療を行っています。初診時の年齢は原則として中学生までです。8人の常勤小児科医がおり、松本広域の小児の基幹病院としての役割をはたしています。在籍している小児科医はそれぞれ専門性を活かしながら診療しており、循環器疾患、腎疾患、児童精神疾患、神経疾患、内分泌・代謝疾患の診療に力を入れています。また、育児相談や予防接種も予約制で行っています。

 午前中の一般外来では原則3人の小児科医が診療にあたり、予約のない患者さんも診療しています。午後の診療は予約のある患者さんのみの診療です。発熱や咳、下痢や嘔吐など急性疾患のお子さんは午前中に受診してください。入院が必要なお子さんは第1病棟(定床50の小児病棟)に入院して治療が受けられます。

  松本広域圏(松本市、塩尻市、安曇野市、東筑摩郡)の休日・夜間の救急二次輪番制では、当院が半数以上を担当しています。救急医療は単独の施設で十分行えるものではないことから、地域の他の病院、開業小児科・内科医、松本市夜間急病センターと連携して、地域の小児救急体制の充実に寄与しています。

小児慢性疾患に関する診療

  1. 長期に入院治療を必要とする慢性疾患(糖尿病、気管支喘息、腎疾患など)のお子さんが、治療を受けながら隣接する県立の寿台養護学校へ通学することができます。
  2. 病棟では身体管理に必要な生活指導を行い、療養生活の中で生じる心理的な問題に対しての治療も必要に応じて行うことができます。
  3. 最近では発達障害や心身症、不登校などで入院しながら養護学校に通うお子さんもが増えており、児童精神医学の専門を活かした診療をおこない、臨床心理士・児童指導員・病棟保育士なども協力して入院生活を支えています。
  4. 年に1回肥満体験入院(すくすく教室)を行っています。

重症心身障害児(者)に関する診療

  1. 重症心身障害児(者)病棟(第3病棟と第4病棟)では80人の方が入所し、療育・治療を行っています。また、在宅移行のために支援も行っています。
  2. 外来においては障害児(者)の方の定期的な診察や治療を行っており、急性疾患に罹患した時の外来・入院加療も可能です。
  3. デイコミュニティで在宅の重症心身障害児(者)の支援を行っています。
  4. 医療型短期入所(ショートステイ)を、児童福祉法、障害者総合福祉法に規定される「指定短期入所事業」の実施施設として行っています。
  5. 障害者総合支援法に規定された多機能型通所支援事業所(児童発達、放課後等デイサービス、生活介護)を実施しています。
  6. 療育にはムーブメントセラピーをとりいれています。
<当院小児科および松本広域圏の小児救急医療について>

 小児科は松本広域二次輪番病院群に加わり、松本市、安曇野市、塩尻市、東筑摩郡の二次救急(おもに入院が必要な患者さんの対応)を行っています。これにより、圏内の救急車対応や入院が必要なお子さんが確実に医療を受けられるように配慮しております。当院の小児科では毎週火、木、金曜日と毎月第2、5土曜日と第1、4、5日曜日を担当しています。さらに高度な集中治療が必要な患者さんは信州大学病院や県立こども病院で受入れ体制を整えていただいています。

 発熱等の一次対応につきましては、日曜祝祭日の日中は開業の初期救急当番医を、夜間19時から23時は松本市夜間救急センター(松本市城西、365日対応)をご利用ください。急病センターには当院の小児科医も出務しています。

スタッフ

スタッフ
写真 氏名
(ふりがな)
資格 専門領域など
岩崎 康 岩崎 康
(いわさき やすし
統括診療部長
昭和63年卒
日本小児科学会
日本小児循環器学会
日本川崎病学会
日本小児科学会認定専門医
日本小児循環器学会認定専門医
一般小児科学、小児循環器病学、川崎病
北原 正志 北原 正志
(きたはら まさし)
小児科医長
平成2年卒
日本小児科学会専門医 小児腎臓病学、腎生検、腎エコー
松崎 聡 松崎 聡
(まつざき さとし)
小児科医長
平成8年卒
日本小児科学会認定専門医 小児循環器病学
倉田 研児 倉田 研児
(くらた けんじ
小児科医長
平成10年卒
日本小児科学会認定専門医
日本小児科学会
日本小児科内分泌学会
日本内分泌学会
小児科一般、小児内分泌、肥満症、糖尿病
吉川 健太郎 吉川 健太郎
(よしかわ けんたろう)
小児科医師
平成14年卒
日本小児科学会
日本小児血液がん学会
日本造血幹細胞移植学会
日本医療情報学会
日本遠隔医療学会
日本小児科学会認定小児科専門医
小児科
西村 貴文 西村 貴文
(にしむら たかふみ)
小児科医長
平成14年卒
日本小児科学会認定専門医
日本小児科学会
日本小児神経学会
日本重症心身障害学会
日本神経免疫学会
日本小児感染症学会
小児科
三澤 由香 三澤 由香
(みさわ ゆか)
小児科医師
平成13年卒
日本小児科学会専門医
小児科全般
小児神経
発達障害
髙山 和生 髙山 和生
(たかやま かずお)
小児科医師
平成16年卒
日本小児科学会
日本小児呼吸器学会
小児科
大月 純 大月 純
(おおつき じゅん)
小児科医師
平成20年卒
日本小児科学会
未熟児新生児学会
小児科
山内 翔子 山内 翔子
(やまうち しょうこ)
小児科医師
平成22年卒
日本小児科学会
小児神経学会
小児科一般

診療体制

外来

外来診療体制
 
午前 岩崎 康
倉田 研児
西村 貴文
高山 和生
北原 正志
吉川健太郎
大月 純
松崎 聡
倉田 研児
山内 翔子
岩崎 康
吉川健太郎
大月 純
北原 正志
松崎 聡
西村 貴文
山内 翔子
午後
(専門外来)
完全予約制
岩崎 康
松崎 聡
大月 純
倉田 研児
西村 貴文
山内 翔子
北原 正志
倉田 研児
吉川健太郎
岩崎 康
西村 貴文
予防接種

平成26年度の診療実績

外来実績

1日平均患者数:75.5人

入院実績

小児科一般病床(定床50)、平均在院日数 7.7日

重症心身障がい児・者病棟(定床80):稼働率101.3%

平成26年度の診療実績
感染性胃腸炎 240
肺炎,クループ等気道感染症 511
熱性けいれん 103
気管支喘息 49
川崎病 37
インフルエンザ 27
アセトン血性嘔吐症 3
アレルギー性紫斑病 9
てんかん、無熱性けいれん 29
急性脳症・脳炎、髄膜炎 8
血液、免疫疾患 5
尿路感染症 11
ネフローゼ症候群 4
肥満 4
アレルギー疾患(食物アレルギー、アナフィラキシー、蕁麻疹等) 38
心疾患(肥満型心筋症・房室ブロック・心室性期外収縮 等) 5
発達障害、心身症等(広汎性発達障害、不登校等) 41
その他の感染性疾患(溶連菌感染症、突発性発疹、敗血症、伝染性単核球症等) 18
その他の頭頚部疾患(口内炎、扁桃炎、頚部リンパ節炎等) 7
その他の消化器疾患(虫垂炎、逆流性食道炎、腸重積等) 61
その他の腎尿路疾患(腎炎、IgA腎症等) 7
その他の神経疾患(筋ジストロフィー、脊髄性筋萎縮症等) 7
その他の内分泌疾患(ケトン血性低血糖症、バセドウ病、糖尿病等) 13
その他の呼吸器疾患(百日咳等) 2
皮膚疾患(ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群、蜂窩織炎等) 16
耳鼻科疾患(中耳炎等) 13
中毒、外傷、虐待等 11
検査入院(内分泌負荷試験・睡眠時無呼吸 等) 7
先天異常 4
その他 13
合計 1303

語句説明

デイホスピタル

 毎月1回在宅の障害児(者)の方の療育活動を行っています。

医療型短期入所(ショートステイ)

 在宅の重症心身障害児(者)とその家庭の福祉の向上を図るための在宅支援制度として、保護者の方が病気やその他の理由で家庭療育が困難な場合に、短期間(通常は7日以内)に限り利用者をお預かりするものです。

ムーブメントセラピー

 3、4病棟では重症心身障害児(者)の療育として、遊具を使ったムーブメントセラピー、教育・療法を行っています。
 利用者さんの状態にあった遊具を選び、安全で心地よい刺激を与えることによって、情緒や運動機能の発達を促す効果があります。

すくすく教室(肥満体験入院)

 肥満のお子さんの生活改善への動機付けを目的とした短期治療教育入院です。2泊3日の入院を通して肥満とは何か、どうしたら治るかを親子で医師や栄養士、理学療法士、看護師とともに楽しみながら学習・体験していくための親子で参加する学習会・個別指導などのプログラムが組まれています。夏の長期休暇中に開催しており、対象は小学生が主です。

発達障害

 軽度発達障害とは、知能障害がない発達の「偏り」や「歪み」を主症状とするもので、注意欠陥多動障害(ADHD)や学習障害(LD)、広汎性発達障害(自閉性障害、アスペルガー症候群)などがあります。高い能力を持ちながらも、その発達の偏りや歪みのために二次的な行動面・精神面での問題を生じやすく、学校や社会への適応が困難になってしまうことがあります。

育児相談
  

 お子さんとお母さんの健康のために医学的な立場からアドバイスをしたり利用可能な保健サービスの紹介をしたりします。普段の診察では聞きにくいようなことでも気軽にご相談下さい。