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パーキンソン病のリハビリテーション(LSVTⓇBIG)のご紹介

当院では、LSVTⓇBIG(リーシルバーマン、ビッグ運動療法)と呼ばれているパーキンソン病に特化したリハビリテーションを実施しています。LSVTⓇBIGは、言語療法の分野で行われてきた声の大きさに焦点を当てた集中的な発声の訓練法、Lee silverman Voice Traning(以下LSVT®)LOUDの基本概念を、パーキンソン病の運動障害の改善にむけて応用して開発された運動療法(リハビリテーション)です。

このリハビリの特徴的な点は、動作の速さよりもむしろ大きさの改善に焦点を当てていることです。本運動療法は、米国でパーキンソン病患者に対して実施され、歩行や上肢前方到達動作、日常生活動作の改善に大きな効果をあげてきました。このリハビリプログラムの実施に当たっては、担当する理学・作業療法士がその方法論や訓練方法について所定の研修を受けて認定されることが必要です。当院では3名の有資格者が中心となり、このリハビリプログラムを実施しています。

この運動療法のやり方は以下のようです。原則入院していただいて、週4回、1回1時間のセッション(訓練)を4週間にわたり、計16回行います。各セッションは、身体を大きく使うご自身の動作によるストレッチを中心にした基本運動プログラム、日常生活動作を練習課題にした課題動作(Hierarchy Task)、および自主トレーニング指導で構成されます。この運動療法は1週間のうち4回のセッションを受けることが決められた実施条件となっています(4回に満たない場合には、LSVT®BIGは終了させていただきます)。

この運動療法の実施にあたっては転倒などのリスクを回避するために、事前の診察や検査を頂いて、ご本人の障害に合ったプログラムを作成します。そして安全管理には最大限の注意を払って実施いたします。大きな動作の獲得をめざすプログラムの性質上、筋肉痛、関節痛等の症状を伴うことがあります。

 一旦プログラムが始まっても、ご希望でLSVT®BIGを中断し、通常の運動療法を受けることも可能です。